01.
ブランディング, Web/UI デザイン, エレメンターWeb構築
オランダ、ブレダ市の非営利組織のブランディングとWEBサイトの新規デザイン、エレメンターを使った構築をしました。
Breda Game City (ブレダゲームシティ)は2022年、オランダ、ブレダ市のビデオゲーム業界の向上を目的に設立された非営利組織です。
1. ブランドアイデンティティ2. Webサイト
ブランドのビジュアルスタイルは、元々クライアントが持っていたアイデアを元に発展させていきました。話し合いを通じて、ゲーム業界やこの新規プロジェクト、彼らの仕事と業界に対する思いなどを理解し、彼らの情熱や、業界を連想するような遊び心も表すことのできるようなロゴ、カラー、フォントなどのビジュアルスタイルへと確立させました。
WEBサイト制作は、コンテンツのマッピングからスタートしました。それを元に、ローファイのワイヤーフレームを作成し、ビジュアルデザイン(モックアップ)、インタラクティブプロトタイプ作成、実際のウェブサイトの構築へと至りました。全体を通して、定期的なクライアントとのミーティングを行い、各段階での承諾を得たり、必要な修正を加えながら行われました。
クライアントから文章フォーマットで提示されたコンテンツを整理し、マップとして視覚化することで、全体像を把握できるようにしました。また、各ページにサイト内リンクの設置や、使用するウィジェット、CMSの設定の必要性などといったメモも残すことで、後の作業の効率化を計りました。
サイトマップを元に、ワイヤーフレームを作成しました。 Adobe XDのプロトタイピングツールを用い、実際にスクリーン上で体験することで、コンテンツの提示順序や、サイトの構成に修正点がないかなどを確認することに用いました。可能な限りスピーディに作成、修正するため、ローファイで行いました。
クライアントは、エンターテイメント性のある業界の組織でありつつも、自治体や教育機関からの支援を受けているという側面もありました。
そのため、レイアウトは見やすさを重視し、背景にイレギュラーな形を置いたり、ユーザーに混乱を与えない程度のアニメーションを取り入れることで、遊び心は見せつつも、きちんとした団体であるという印象を与えるデザインを心がけました。
プロトタイプは、実際の構築前の最終確認と、実際の構築時の参照用して使用しました。
ウェブサイトの立ち上げ以来、Breda Game CityのLinkedInのフォロワーは1,300人を超え、季節ごとのミートアップイベントを開催するなど、組織として著しい成長を遂げています。さらに、ディレクトリページに掲載されている企業やゲームの数は倍増しました。
間接的ではありますが、コミュニティへの入り口としてのブランディングとウェブサイトが、クライアントの組織の成長に貢献できたと思っています。
制作年: 2022年クライアント: Breda Game City (NL)クレジット: Lothar Zhou (フォトグラファー)
(実際に稼働中のWebサイトはクライアント側で編集されている場合があります。)